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バルブ強度試験結果報告

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国内で気球に用いられている、主要な2つのタイプのバルブについて、強度試験を委託しました。その結果を報告します。
バルブタイプ
試験したバルブは、以下の2タイプです。
ちなみに、昨年の事故で折れたものは、NPTタイプです。

NPTタイプ

POLタイプ

テスト方法
 テストは、次のように実施してもらいました。 バルブを万力で固定し、ネジ加工をした棒材を取り付け、垂直にバネ秤で荷重をかけ、バルブが破断する時の荷重を測定した。この荷重に、バルブから力点までの距離を乗じ、曲げ破断モーメントを算出する。  NPTタイプについては5回、POLタイプについては、縦方向2回、横方向2回を実施しました。


テスト結果
テスト結果を以下に記します。
考察
今回の実験方法は、NPTタイプとPOLタイプを同じ場所、方法で行えなかったため、単純に比較できないものになってしまいました。
 それでも、実験結果には3倍以上の開きがあり、バルブ自体の強度は、POLタイプの方が3倍くらい強い、と言えるとは思います。
 但し今回の実験は、実験室内で静荷重(ゆっくりと加える荷重)で行ったものであり、実際とは全く環境が異なります。実際には、ハードコンタクトにより衝撃荷重が加わるため、予想よりはるかに簡単に破断すると思います。
 さらに、今回はバルブのみの強度を対象としましたが、実際は、バルブはシリンダに取り付けられており、またバーナーホースとコネクタが付いた状態で使用するため、バルブ以外の部分の方が弱くて、そこが破壊されるということも十分考えられます。
 燃料系統の取り扱いは、日常のメンテナンスも含め、十分に注意して行ってください。


以上

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