ソロフライト立会い時の注意事項
2004年9月7日
日本気球連盟安全委員会
ソロフライト立会いの心構え
- インストラクターとして十分な自信が持てるようになるまではソロフライトの立会いは自重して下さい。
- 最初は、指導経験のある自分の良く知っているPu/Tから始めて下さい。
- 過去に指導経験が一度も無いPu/Tの立会いは出来るだけ避けて下さい。
- インストラクター自身が飛行経験の無いエリアでの立会いは避けて下さい。
ソロフライトを行う上での注意点
- トレログ、審査基準チェック表を確認して条件を満たしていることを確認して下さい。
- ソロフライトを行う上で、十分な条件(気象状態、フライトエリア、装備等)が揃っていないと判断したら立会いを断って下さい。理由を明確に伝えること。
- 出来るだけPu/Tが普段トレーニングを行っているエリアで行って下さい。他のエリアで行う場合は、Pu/Tがある程度そのエリアを知るために複数回トレーニング飛行をしていることが望ましいと考えられます。間違っても始めてのエリアでいきなりソロフライトを行うことはさせないで下さい。
- 飛行中のPu/Tとの連絡手段は、無線機だけではなく出来れば携帯電話など複数のものを用意して下さい。
- Pu/Tが飛行エリアを十分熟知していることを確認して下さい。
- Pu/Tの立てたフライトプラン(離陸地の選定、飛行コース、着陸エリア等)に無理が無いかを確認して下さい。
- フライト当日の、気象情報の入手、パイバルによる地上風の確認等行っているか確認して下さい。
- 飛行中にPu/Tが予定していた飛行コースを著しく外れた場合、もしくは、 それが予想できる場合、躊躇無く無線機を使いフライトプランの確認を行って下さい。但し、Pu/Tが緊張しない様に言動には十分注意して下さい。
- 出来るだけ気象状態の安定している時間帯に行って下さい。午後のフライトの場合は十分に注意して下さい。
- 機体が普段とは違ったレスポンス状態になるので、必要ならばボンベを余分に搭載するなど工夫をしてみて下さい。
- 離陸時迄に気象条件が変わり、ソロフライトが危険と感じた場合は、中止して下さい。
- 必要以上に飛行を続けさせることはありません。気象条件が変わらないうち早めに終了させて下さい。